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2007年01月16日

もしもにそなえて

年末年始の長い休暇も終わり、やっと体が仕事モードにもどりつつありますが、皆さんはよいお正月を迎えられたでしょうか?
今年のお正月は天候もよく穏やかでしたが、
成人の日を含んだ連休は全国で暴風・突風が吹き、大荒れの天気で、
最近の異常気象を象徴するような天気になってしまいました。

ここ数年は、地球温暖化の影響か大雨や大雪、または地震をはじめとする自然災害が多く起こりました。今年は一年が穏やかに過ぎることを祈るばかりです。


今年で、阪神大震災(兵庫県南部地震/1995年1月17日)が起こってから12年が過ぎ去りました。

撮影吉嶺充俊01.jpg

地震国といわれるように日本では昔から地震による被害の記録があります。
多くの地域で地震が起り被害を受けてきましたが、
その中でも兵庫県南部地震における被害は、大変甚大でした。
ビルや多くの住宅が倒壊し、横倒れになった高速道路の姿が報道されたとき、
当時、高校生だった私は大きなショックを受けたことを覚えています。


1981年6月に建築基準法が改正され、耐震基準が強化されました。
そのため、1981年6月以降の新しい基準で建てられた建物は、阪神大震災でも比較的被害が少なかったことが報告されています。
現在、新築されている住宅は耐震化が進んでいるため、大きな地震が起こったとしても倒壊しにくくなっています。建物は丈夫になり、これで安全は確保されたと考えてしまいがちですが、
見落としてしまうのが地震発生時の室内での災害対策です。
実は、地震災害におけるけがの原因の6割は、家具の転倒によるものといわれています。

撮影吉嶺充俊02.jpg

家具には、タンスや本棚、食器棚など、大きくて重いものがたくさんありますが、大きな地震はこれらの家具を、いとも簡単に動かしてしまいます。
家具が不用意に倒れたり、動いたりした場合、
「人が下敷きになってしまう」といった直接のけがだけでなく、
「通路をふさいで身動きが取れなくなる」、「ドアの前に倒れてあけられなくなる」など、避難経路が断たれ逃げ遅れるというように、
人命にかかわるような被害が起きてしまう可能性が非常に高くなります。
したがって、家具の転倒に備えることは災害対策においては大変重要です。

例えば、背の高い家具の上に物を置かない、家具の収納物は下に重いもの、
上に軽い物を置き、重心を低くする、寝室に倒れやすい家具、大きな家具は置かない、玄関や出入り口付近に転倒・移動する恐れのある家具は置かない、といったことが挙げられます。

また、家具はなるべく壁や柱に固定し、転倒・移動を防ぐことが重要です。
今では、家具の固定のための、金具、突っ張り棒、家具転倒防止プレートなど様々なものが市販されています。
取りつけ方法としては、例えば、突っ張り棒や家具転倒防止プレートは、別々に設置すると地震のゆれで外れてしまい効果が発揮されないことがあるため、2つを併用することである程度の対策が期待できます。
こうしたものを使って、家具の転倒を防ぐことは防災の大きな助けになるはずです。


備えあればうれいなしというように、もしものとき慌てなくて済むよう
この年のはじめに、災害の備えについて少し考えてみてはどうでしょうか。


設計部 富田でした。

写真提供:東京都立大学土質研究室


投稿者 群馬県の注文住宅 四季の住まい : 2007年01月16日 16:38

カテゴリー:[ 設計情報 ]

  

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